嵐・相葉雅紀の『貴族探偵』急落8.3%で再燃する”月9の負の連鎖”
嵐・相葉雅紀(34)の主演ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系・以下同)が、4月17日に放送をスタートした。初回視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、月9ドラマの中では昨年の夏ドラマ『好きな人がいること』以来、3期ぶりの2ケタ発進となるも、24日放送の第二回の平均視聴率は8.3%と大きく数字を落とす結果に。本作は相葉雅紀演じる主人公の青年が、推理をせずに謎を解くというミステリードラマ。キャストには武井咲(23)、生瀬勝久(56)、井川遥(40)、遠藤賢一(40)、中山美穂(47)、松重豊(54)と豪華キャストが話題になっていたが、早くも先行きが不安になってきた。
2017年放送の月9ドラマ『カインとアベル』、『突然ですが、明日結婚します』はいずれも最低平均視聴率を記録してきた。これらと比べると、同作の初回視聴率は数字的には良いように見える。しかし月9ドラマ30周年と銘打って社運をかけた作品であり、視聴者からの前評判の高さも考慮すると、この視聴率では順調とは言い難い数字である。
「突飛な設定だけに力を入れすぎ、結果として全体が中途半端な作品となっているようです。ドラマファンのなかには、脇役勢を活かしきれていないという声も目立ちます。個性派の役者たちが集結していたことも注目されただけに、余計に期待外れと感じた視聴者も多かったのではないでしょうか」(芸能記者)
特にこの“残念さ”は、中途半端なコメディータッチが原因となっているようだ。視聴者からもネット上では、「コメディーとしても推理ドラマとしても中途半端」「笑うところかもしれない部分もサムい」といった不満のコメントが目立っている。そのため、大量の“初回脱落視聴者”が発生する可能性もあるとされている。
■役者だけでなく脚本家にも問題あり?
月9ドラマは低視聴率が続いていることもあり、役者からのボイコットや出演NGも問題視されている。そんな中、月9に対する不満は制作サイドからも多く上がっているという。
「とくに脚本家からは、局からの改編依頼が多いという声や、テレビ的な演出を異常に求めてくるため意図したものができないなどの声があるようです。世相や時代の空気感を汲んだような演出やセリフ回しなどを指摘されるならまだしも、『〜が流行っているからその流れを話に組み込んで欲しい』という安直な要望などもあるとか。視聴率が大切なのは制作側が一番理解していますが、そればかりに目がいく要望には『やりにくい』という不満も囁かれています」(前出・芸能記者)
このような状況がさらに加速すれば、役者どころか脚本家の担当NGが発生してくる可能性も考えられる。いずれにせよ、まだまだフジテレビと月9の“迷走”は続くことになりそうだ。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。