「やっとなりたい自分になれた」とナダル [バルセロナ・オープン・バンコサバデル] (2/2ページ)

テニスデイリー

そのあとは故障してしまい、オリンピックではまったく準備をしておらず、痛みがあったから、あそこまでできたのが不思議なほどだった。全米では手首が痛くてもうプレーできなかったから、プレーをやめて回復に徹しなければならないときがきたんだと悟った」

 「それから僕はトレーニングを開始して今、ここに至った。昨年には、もちろん疑念を感じた瞬間もあったが、疑念は人を考えさせ、努力をさせるから、いいものでもあると思う。もし僕が肉体的にも精神的にも健康なら、ことはいい方向にいくと僕にはわかっているんだ」

 ナダルはこれからさらに調子を上げていきたいとする気持ちをにじませながら、こう続けた。

 「常に誰にでも上達の余地はある。人生に完璧なんてものは存在しない。スポーツの世界ならなおさらだ。僕はオーストラリアでいいプレーをしていた。そして今、別のサーフェスの期間がきた。今季は優勝するチャンスがたくさんあったが、そのときに僕よりもすぐれていた選手に対して接戦の末に敗れた。僕はただ、いい仕事を続け、故障を避けて健康を保ちたい。いい日もあれば悪い日もある。それが人生だ。そして悪い日にも勝てる選手が、よりよい継続性を持つことができるんだよ」

 ナダルはまた、モンテカルロの決勝を振り返り、「決勝ではすべてを正しくやることができた。あれは僕が今年プレーした中でももっとも完成度の高い試合だったと思う。ドライブ、バックハンド、またサーブの調子もいつもよりよく、相手を思うように動かすことができた。このレベルをキープできるよう祈るよ」と、最大級の手ごたえと次への希望を口にした。

 「何をすべきかはわかっている。たとえ、ことが期待したようにいかなくとも僕は大丈夫だ。勝とうが負けようが、それが僕を揺るがしはしない。僕は感情的にとても安定した人間なんだ。僕は地に足をつけていたい。もしここで、ことが計画通りにいかなくても、それは僕が全力を尽くさなかったからではないだろう」

(テニスマガジン/ライター◎木村かや子)
「「やっとなりたい自分になれた」とナダル [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る