日常風景にローマ遺跡が溶け込んだ、2000年の歴史をもつ南仏の街・フレジュス (1/3ページ)
日本ではあまり知られていない、魅力ある街々が点在する南フランス、プロヴァンス地方。コート・ダジュール地方に近い、リゾート感漂うエリアに位置する小さな街がフレジュスです。
街の入口には、ブリタンニアへのローマ軍の遠征で活躍したグナエウス・ユリウス・アグリコラの像がたたずんでいます。
夏ともなるとビーチはバカンス客で溢れますが、少し内陸に入ったところにあるフレジュスの旧市街は、静かな風情が楽しめる歴史の街。カエサルによって築かれたフレジュスは、ローマ時代にはこの地方で最も重要な港のひとつとして栄えました。
現在のフレジュスは、ゆったりとした時間が流れる地方都市。南フランスらしいカラフルな建物のあいだにローマ時代の遺跡が点在する光景が、かつての栄華を物語っています。

フレジュスの旧市街の中心は、サン・レオンス大聖堂。

ローマ時代の寺院跡に建てられたもので、フランスで最も古いもののひとつに数えられる5世紀の洗礼堂、12~13世紀に造られた回廊などが見どころです。

大聖堂の前には広場が広がり、広場に面したカフェで人々が憩いのひとときを過ごしています。
広場から少し離れると、パステルカラーの建物が並ぶ路地に出会います。黄色、オレンジ、ピンク・・・南フランスのあたたかい日差しのもと、色とりどりの美しい建物を眺めているだけで幸せな気分に。