【世界の建築】人と自然と芸術の共存を目指したガウディ理想の住宅、スペイン・バルセロナの「グエル公園」 (1/3ページ)

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【世界の建築】人と自然と芸術の共存を目指したガウディ理想の住宅、スペイン・バルセロナの「グエル公園」

バルセロナにあるアントニオ・ガウディの作品群。

世界遺産にも登録されているこの作品群は、バルセロナ観光のハイライトです。曲線を多用して植物のモチーフを取り入れたガウディの作品は、目にすればすぐそれだと分かるほどの独特な雰囲気を放っています。

そんなガウディの作品群においてサグラダ・ファミリアやカサ・ミラと並び絶大な人気を誇るのが、今回紹介するグエル公園です。

今となっては公園として多くの人が訪れるこの場所ですが、元々は高所得者向けの分譲住宅地として設計されたものでした。建設は、人と自然、そして芸術との共存をテーマに、1900年から1914年にかけて建設されます。しかしこのような発想は市民からは理解されなかったほか、市街地から離れていたため、交通の便の悪い当時は魅力が全くありませんでした。

60軒の建設が予定されていましたが、結局売れたのは2軒のみ。買い手はガウディ本人と、彼の理解者でこの案の発案者でもあったグエル伯爵でした。建設工事は途中で中断され、住宅は未完のまま全て市に買い取られました。

入り口から入ると目に飛び込んでくるのが、あの有名なトカゲのオブジェです。破砕したタイルで飾られたトカゲは、今ではバルセロナを象徴するマスコット的存在です。撮影スポットとしても人気で、ひっきりなしに人がやってきてトカゲと写真を撮っています。

トカゲの横の階段を上ると広いホールにたどり着きます。86本の支柱で支えられ、どことなくギリシャの神殿を思わせるような空間がそこには広がっています。

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