「3000人の女と交わった」ホストクラブ王の破天荒交遊!(2)「元プロ野球選手」で特別採用 (2/2ページ)
この詳細は阿部牧郎の著書「ドン・キホーテ軍団」(徳間書店/毎日新聞社)に譲るが、現地に取り残された彼らの帰国は「独立ぐれん隊」とも呼ばれた面々の脱走劇であり、映画のような光景だった。
日本に帰った関根氏は、新宿・成子坂でラーメン屋を開いていた兄(三男)の部屋に居候し、歌舞伎町のホストクラブ「ナイトロイヤル」に入店。ホスト人生が始まる。当時のホストの絶対条件は、ダンスができること。関根氏はダンスができないにもかかわらず、元プロ野球選手だということで、特別に採用してもらっていた。
「入店から3カ月はテーブルにつけず、その間、伊勢丹、三越などのデパートや、近所の喫茶店などで奥さんたちに名刺を配り続けました」(関根氏)
当時、ホストクラブは一般に認知されておらず、冷たい反応が多かったという。
笹川伸雄(ジャーナリスト)