「台湾のベニス」淡水のシンボル、ノスタルジックな紅毛城に行ってみよう (1/3ページ)
- タグ:
-
紅毛城
-
淡水
-
台湾のベニス
-
台北エクスカージョン
-
日帰り旅行
「台湾のベニス」とも称される台北近郊の街・淡水(たんすい)。
夕陽の名所として名高く、台北中心部からMRT一本でアクセスできることから、台北からの日帰り旅行先として人気があります。
淡水河の河口に位置する淡水は、かつて貿易港として栄えた歴史ある街。古い街並みと水辺の美しさから、現在はデートスポットとして高い人気を誇っています。
そんな淡水のシンボルが「紅毛城」。1629年にスペイン人の手によって「サン・ドミンゴ城」として建設されたのが、その歴史のはじまりです。
1642年にはスペイン人を駆逐したオランダによる統治が始まり、オランダ人はサン・ドミンゴ城跡にさらに強固な城砦を築きました。

城の名前である「紅毛」とはオランダ人のこと。当時の台湾の人々は、オランダ人を「紅毛」と呼んでいたため、「オランダ人の城」という意味で「紅毛城」と称されるようになったのです。
オランダによる統治が終焉を迎え、明の時代に入ると、淡水は流刑地となり、紅毛城は一時廃墟と化します。清時代末期、イギリスやフランスとの戦いに敗れ、北京条約により淡水が開港すると、イギリスが紅毛城に英国領事館を置き、領事館邸が増築されて現在の姿となりました。
この時に、もともと灰色だった紅毛城は赤色に染められました。背景を知らなければ、「紅毛城」という名前はその色にちなんだものかと思いますが、もともと建物の色とは関係のない呼称なのです。
その後日本統治時代を経て、第二次世界大戦後には、オーストラリア、アメリカへと所有権が移り、1980年になってやっと台湾のものとなりました。次々とその持ち主が入れ替わった紅毛城は、400年にわたる激動の歴史の証人なのです。
淡水駅から紅毛城までは徒歩でおよそ20分。屋台がひしめく淡水老街を冷やかしながら歩けば、それほど遠くは感じません。天気のいい日なら川沿いを歩くのもおすすめです。