早産・流産リスクもある「バセドウ病」 妊娠前後の注意点を解説 (3/4ページ)
服用してから1週間ほどで痒みやじんま疹などが出てくることもありますが、2〜3週間すると次第にそれも引いていきます。
ちなみに「メルカゾール」と表記されることもありますが、こちらは成分の名前でではなく商品の名前であり、中身は同じです。
副作用の少ないチアマゾールですが、妊娠中に使用すると胎児への影響が確認されています。
プロピルチオウラシル
甲状腺ホルモンを抑える効果のある薬で、胎児への影響はほとんどない妊娠中の薬となっています。
効果はややチアマゾールに劣り、またすこし肝臓への負担が大きいため、普段の優先度はやや低め。
しかし妊娠中の期間だけと限定をすればそのリスクも抑えることができます。
また「チウラジール」や「プロパジール」と表記されていることがありますが、2つも商品名であり中身は同じです。
まず妊娠までの準備段階ではチアマゾールを服用して症状を落ち着けていき、そして妊娠中はプロプリチオウラシルを服用していく流れになります。
授乳期間もプロピルチオウラシルを服用することが多いです。 バセドウ病の治療時の注意点

バセドウ病の薬の効果は非常に高く、薬を服用すればほとんどの人は症状が安定していきます。
ですが、それでも薬を使い始めてすぐに妊娠可能という訳ではありません。
投薬治療以外を選んでも同様です。バセドウ病には投薬治療の他にも手術治療と放射線治療がありますが、どちらの治療法を選んでも、妊娠まではしばらくの間、時間を置くことが必要です。
どちらを選んでも治療直後は甲状腺機能が低下していることがあるため、やはり治療してすぐに妊娠という流れにはならないのです。
元気な子どもを産むためには、焦らずに自分の体を治療することに専念するようにしましょう。