運営費が年々増加。京都衹園祭がクラウドファンディングで支援者を募集
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クラウドファンディング
近年利用者が急増しているクラウドファンディングサービス。Japaaanでもこれまでに様々なプロジェクトを紹介してきました。大小関わらず一度は支援をしたことがある人も増えてきていることでしょう。
そんなクラウドファンディングにて、祇園祭がプロジェクトをスタートしました。
クラウドファンディングサービス・Makuakeで公開された『「京都祇園祭山鉾行事」の応援サポーター募集』は、公益財団法人祇園祭山鉾連合会によるプロジェクトで、「訪れた人が安心して楽しめる京都祇園祭の山鉾行事を執り行うこと」を目的としてスタートしました。
祇園祭の関連事業のプロジェクトではなく、祇園祭自体がクラウドファンディングを活用して支援を募るということで、現在とても注目されています。
祇園祭は貞観11年(869年)に始まり1100年以上の歴史を持つ日本の代表的な行事。昭和54年には国の重要無形民俗文化財に指定され、平成21年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
次ページ:経済的負担により、山鉾行事を開催できなくなるかもしれない可能性
祇園祭は、開催に際しこれまで地域の人々の大きな経済的負担と労苦によって支えられてきた行事であり、このままだと鉾町、山町がこの負担に耐えられなくなり、山鉾行事を開催できなくなるかもしれない可能性があるのだそう。
そのことを知ってほしいとの思いから祇園祭山鉾連合会は本プロジェクトを公開。クラウドファンディングによる支援金は、祇園祭前祭、後祭それぞれの宵山、山鉾巡行を実施する際の、安心・安全を確保するための費用の一部に充てられます。
支援金は3000円からの募集となっており、様々なリターンも用意されています。人気行事なだけに祇園祭には毎年訪れているという人もいるでしょう。またはこのクラウドファンディングプロジェクトをきっかけに興味を持った人もいるでしょう。今年はいつもとは違う支援という形で祇園祭に参加してみるのも良いかもしれませんね。
プロジェクト・『京都祇園祭山鉾行事』の応援サポーター募集は、目標金額を3,000,000円に設定。5月9日11時時点ではすでに2,321,000円の支援金が集まっています。
1100年を超える伝統を守るために。『京都祇園祭山鉾行事』の応援サポーター募集
『京都祇園祭山鉾行事』の応援サポーター募集日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan