W杯3連覇を狙うNZはライバルの南アと同組 初の8強入り目指すイタリアも (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 世界中のラグビーファンを魅了する最強の男たち、オールブラックス。自国のニュージーランドで開催された第7回ワールドカップで栄冠を取り戻し、2015年大会で史上初の連覇を達成。昨年はテストマッチ18連勝が話題となったが、2011年大会の開幕戦でハカを踊って以来、なんと75試合戦って69勝4敗2分(勝率92%)という驚異的な強さを持続している。当然、2019年の日本大会でもオールブラックスを中心に優勝争いが繰り広げられるに違いない。

 5月10日に京都迎賓館で組分け抽選がおこなわれ、オールブラックスがトップシードのプールBには南アフリカとイタリアが入った。アフリカ予選を制したチームと、敗者復活最終予選を勝ち抜いたチームもこの組のチャレンジャーとなる。

 2015年大会では初出場国はゼロだったが、ラグビー人気が高まっているケニアやマダガスカルなどが夢舞台への切符を獲得してオールブラックスと対峙するかもしれない。

 南アにとっては、古くからのライバルであるオールブラックスと同組に入ったとはいえ、準々決勝に進めるのは各プール上位2チームのため、悪くない組み合わせだ。アリスター・クッツェー ヘッドコーチ率いる新体制となってからは4勝8敗(勝率33%)と苦しんでいるが、ワールドカップデビューとなった1995年の自国開催大会で国民を歓喜させ、2007年大会でも優勝している誇り高きラグビーネーションだ。これまで一度も8強入りに失敗したことはなく、桜の戦士に屈辱を味わわされた前回大会では立ち直って3位に入賞した。

 人種問題と政治が常に絡んでくる南アのラグビー協会は、スプリングボックスの愛称で知られる代表チームの選手構成を、2019年ワールドカップでは黒人選手が占める割合を50パーセントにすると目標を掲げているため、真の最強チームが編成できるかはわからない。しかし、肌の色に関係なく、有望な若い選手がどんどん出てきているため、エナジーを爆発させる可能性は十分ある。

 初のベスト8入りを目指すイタリアも侮れない。

 ハーレクインズをプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)優勝に導いたコナー・オシェイが2016年6月から指揮を執るようになり、11月には南アから初勝利を挙げている。

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