保育士になるには? 資格と気になる給与について知ろう (2/3ページ)
⇒データ出典:『児童福祉法』
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO164.html
■気になる保育士の給与は?
先にも述べましたが、保育士不足は今深刻な社会問題となっています。その原因の一つは労働環境、特に給与水準が低いことにあると言われているのです。
厚生労働省のデータを見てみると以下のようになっています。
●企業規模(10人以上)の会社に勤める保育士(保父・保母)
平均年齢:35.0歳
平均勤続年数:7.6年
平均年収:323万3,400円
●企業規模(10-99人)の会社に勤める保育士(保父・保母)
平均年齢:35.2歳
平均勤続年数:7.7年
平均年収:318万1,800円
●企業規模(100-999人以上)の会社に勤める保育士(保父・保母)
平均年齢:34.2歳
平均勤続年数:7.2年
平均年収:333万8,500円
●企業規模(1,000人以上)の会社に勤める保育士(保父・保母)
平均年齢:35.3歳
平均勤続年数:7.0年
平均年収:359万7,300円
日本のサラリーマンの平均年収がだいたい400万円ぐらいと言われていますが、企業規模の大小によらず、保育士の給与は平均金額に達していません。
⇒データ出典:厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」の「職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001058843&cycode=0
※上記の平均年収は、上の厚生労働省のデータを基に「きまって支給する現金給与額」を12倍し、「年間賞与その他特別給与額」を足して計算しています。