ドイツ・フランクフルト最大規模!ステンドグラスが興味深い三王教会へ行ってみよう! (1/3ページ)
現代建築と歴史的な街並みが混ざり合う街フランクフルト。そんなフランクフルトを流れるマイン川のほとりに、この町で最大級の大きさを誇る教会があります。
三王教会と名付けられたこの教会は、美術館や博物館が並ぶ「博物館通り」より少し離れた場所に堂々とした姿を見せています。この町最大級とあって建物がとても大きく、教会全体を写真に収めるのが難しいほどです。
現在あるネオゴシック様式の建物自体は19世紀後半に建設されたものですが、この教会の歴史は14世紀ごろにまで遡ります。それまではバロック様式の教会が同じ場所に建っていましたが、老朽化のため取り壊され、あらたに現在の教会が建設されました。
教会の塔さ高さ80メートル。完成当時、この塔はフランクフルトで2番目に高い建築物でした。
1番高かった建物は何だったかというと、それはマイン川の対岸に立つバルトロメウス大聖堂。今では高層ビルがたくさん並ぶフランクフルトも、当時はこの大聖堂より高い建物が1つも無かったというから驚きです。
プロテスタントの教会である三王教会。カトリックのバルトロメウス大聖堂(フランクフルト大聖堂)に対抗し、冗談と誇りをこめて「ザクセンハウゼンの大聖堂」とも呼ばれていました。ちなみにザクセンハウゼンとはマイン川より南の地域を意味する言葉です。
教会の内部は想像していたよりもずっと広くなっています。ずらりと並ぶ椅子の列も、どことなく迫力がありますね。ここに1100人もの人が座ることが出来るのだそうです。