中村獅童さんが公表した“初期の肺腺がん” 症状と治療法は? (3/5ページ)
肺腺がんの特徴は、非喫煙者の女性にも多く見られると言われています。
ただ、夫が喫煙者だと、妻は受動喫煙することになり、受動喫煙しない女性に比べて肺腺がんになるリスクは2倍になるとされています。
(参考: 予防健康グループ) 肺腺がんの症状
咳や痰が増えたり、痰に血が混じることもありますが、がんができる場所によっては無症状です。
初期症状
・特に息苦しさや痛みは生じない
・呼吸音の聴診をしても特に異常はない
・微熱
・全身のだるさ
・体重が減る
職場の健康診断や人間ドックで胸のレントゲンやCTを撮影することで見つかることがあります。
また、たまたま別の目的で撮影したレントゲンに異常な影が映って発見されることもあります。
■ がんが口に近い部分
・空気の通り道をせき止めてしまい、息苦しく感じる
・聴診すると呼吸音がゼーゼーヒューヒューと異常な音になる
■ がんが口から遠い、肺のはしに近い部分
・息苦しさはない
・胸膜(肺の外側を覆う膜)に刺激を与え、胸の痛みを感じる
中期症状
大きくなったがんのために周囲の神経が圧迫され症状がでてきます。
・腕のしびれ
・声枯れを起こす
・腕がむくむ
・心臓の周り、肺の周辺に水がたまる
・指先が太鼓のばちのように丸くなる「ばち指」が見られることがある
末期症状
抵抗力や体力が落ちたり、周囲の血管や臓器を巻き込んだりして命を落とすこともあります。