今も昔も大人気絵師!歌川国芳の名前にちなんだ浮世絵「浮世よしづ久志」がステキなんです (2/2ページ)

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再び絵に視線を戻すと、中央の「よし」という大きな文字をたくさんの人が取り囲んでいますが、全員幸せな人たちばかりです。赤ちゃんは「きげんがよし」、微笑む美人に男性が肩をポンと叩かれて「夢でもよし」、真面目に手を揃えて待つ人は「しんぼうがよし」、勉強熱心な人には「心がけがよし」・・・。国芳は老若男女あらゆる人の良いところを探し出して、褒め讃えます。

実はシャイな国芳本人が、すみっこに居ます。

花押の芳桐紋の着物に、猫一匹。国「よし」が猫を「よしよし」しています。後ろ姿だけで顔は絶対に見せない、いつも飾らない国芳スタイルです。

浮世絵師史上最も弟子に愛された国芳。若き日に豊国門下で落ちこぼれていた国芳は、どんな弟子の事も大切にした褒め上手だったのかもしれません。国芳はこの「浮世よしづ久志」を通して、どんな人にも必ず良いところがある事を伝えてくれます。

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