【医師監修】目の疲れによる頭痛の治し方 (2/3ページ)
■原因は? 頭痛の種類・2つ
頭痛にはさまざまな種類がありますが、眼精疲労からくる頭痛は、一般的に「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つ。両方持っている方もいるそうです。それぞれどのような特徴があるのか、伊藤先生に教えていただきます。
◇片頭痛
片頭痛は、片側のこめかみあたりが脈を打つようにズキズキと痛み、4~72時間ほど痛みが持続するのが特徴です。時間の経過とともに、両側が痛くなったり、痛くなかった逆側に痛みが移ったりすることも。若い女性に多い症状で、母親から子どもへ遺伝する傾向があります。
原因は飲酒やストレス、月経周期、光、音、におい、天候や温度の変化、睡眠不足、睡眠過多が挙げられます。吐き気を伴ったり、光過敏や嗅覚過敏など、日常生活に支障をきたす場合も。片頭痛が起きる前に、目がチカチカしたり、気持ちが悪くなったり、前兆が見られることもあります。
◇緊張型頭痛
緊張型頭痛は、きつい帽子をかぶったように、両側のこめかみをキューッと締めつけられるような痛みが特徴で、1日中ダラダラと痛みが続きます。長時間のデスクワークやスマホをいじるなどのうつむき姿勢や、最近では“スマホ首”とも呼ばれる頚椎症、肩こり、ストレスなどが原因です。年齢や性別に関係なく発症します。
■眼精疲労による頭痛の治し方
目の疲れ、そして目の疲れによる頭痛を改善する方法は、目を酷使しないことが一番。普段からできる解消法をご紹介します。
◇根本から改善! 目の疲れの解消法
目の疲れを蓄積させないためにも、日常生活で心がけたいポイントが5つあります。
☆メガネ・コンタクトレンズが合っているか確認する
視力が悪い人は、使っているメガネやコンタクトレンズが合っているかの確認をすることが大事。眼科で、半年に1回は視力チェックをするようにしましょう。また、コンタクトレンズの装着時間は1日12~16時間以内におさめましょう。