アメリカで上部が紫色の柵を見かけたら要注意。実はこんな法的意味があった。 (1/5ページ)
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最近、アメリカのあちらこちらで、上部を紫色に塗った木の柵が見られるようになった。あらやだ春だしおしゃれ感覚?っというわけではなかったようだ。
実はこれ、「部外者立入り禁止」を示しているのである。しかも、単なる慣習ではなく、法律で決まっているのだ。
・立入り禁止の標識をめぐる事情
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テキサス州の地主たちは、以前から不法侵入者の存在に悩まされてきた。不法侵入者といっても、泥棒やら強盗やらの犯罪者ではない。ハンティングや釣りを楽しむ人々が、彼らの土地に入り込み、荒らしていくのである。
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1997年、テキサス州議会は、「紫に塗った柵が土地の持ち主による立入り禁止の意図を示す」という法案を通過させた。
それ以前には、立入り禁止の意図を示すために、私有地の標識を出す必要があった。しかし、標識という方法には大きな欠点があったのだ。標識が不法侵入者に外され、あるいは、ハンターの練習用の標的にされて壊れてしまうので、頻繁に新しいものに取り替える必要があったのである。