80代からが人生の黄金期だ「八名信夫」(1)80代にして初めての監督に (2/2ページ)

アサ芸プラス

東映や東宝といった大きな会社なら、金のことなどそれほど気にならないのだろうけど、こっちは違いますからね。映画の世界で60年近く生きてきましたが、予定どおりに撮影を済ませるということがどれほど大事かというのを初めて知りました。

 もう一つ、こんなことは俳優として経験したことがなかったのですが、上映会では映画を観ずに、観客の顔ばかり見ています。どういう反応をしてくれているか。そういうのがすごく気になりますね。

 うれしいことに、映画が終わってもお客さんがなかなか席を立たずに、しばらく座ったままなんです。最初は「どうしたんだろう?」と不思議だったのですが、よく見ると皆さん、特に男性が泣いているんです。それを見た時、長く俳優として生きた恩返しが少しはできたかなと思いました。

八名信夫:1935年、岡山市生まれ。明治大野球部から東映フライヤーズに入団。現役を引退後、東映に入社。悪役中心の役者として脚光を浴びる。83年に俳優仲間と「悪役商会」を結成。現在に至る。

「80代からが人生の黄金期だ「八名信夫」(1)80代にして初めての監督に」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 6/1号おやじの釜めしと編みかけのセーター悪役商会八名信夫映画監督エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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