大竹しのぶ「男を吸い尽くす」魔性の手口(1)略奪婚で「泥棒猫」と罵倒された (2/2ページ)
世間をアッと言わせたのが、82年のTBSの敏腕ディレクター・服部晴治氏との17歳年の差婚。当時、服部氏と同棲していた歌手の中村晃子(69)から「泥棒猫」と罵倒されても略奪婚に成功した大竹は、それ以来「魔性の女」の称号を得ることに。
「服部さんは東芝日曜劇場を手がける売れっ子テレビマンでしたが、私生活ではバツ2のモテ男。ドラマに端役で出演していた大竹は緑山スタジオで人目をはばからず服部さんにすり寄り甘えていた。一部の先輩女優からは、“女”を使って枕営業で役を得る大竹とは共演NGと厳しく非難する声もあったが、意に介さなかった。あの舌足らずな口調で、好きな相手には目を見つめて質問攻撃をするんです。どんな男でも落ちますよ」(TBS関係者)
しかし、結婚後まもなく服部氏に末期ガンが発覚する。
「医師から余命宣告を受けても、大竹は『それでも子供を産みたい』と長男を出産している。局看板ディレクターと結婚し、女優、妻、最後に母としての座を死守した大竹の執念は見上げたものと言うしかない」(芸能デスク)
87年、緑山スタジオで行われた服部氏の葬儀で、憔悴した大竹が幼い長男・二千翔(にちか)君の手を引く姿が見る者の涙を誘った。