古代エジプト人のDNA分析からわかった彼らの起源。彼らはアフリカよりも中東に近いことが判明(ドイツ研究) (1/4ページ)
[画像を見る]
古代エジプト人のDNAを新たに分析したところ、彼らはアフリカ人というより、トルコ人やヨーロッパ人に近いことがわかったという。
今回、ドイツのチュービンゲン大学と、イェーナにあるマックス・プランク人類歴史科学研究所がチームを組み、古代を研究するときの正式な遺伝子データベースをまとめるため、初めて研究を行った。
紀元前1400年~紀元400年頃の古代エジプトのミイラからDNAを抽出し、それを分析した結果、彼らは遺伝子的には地中海地方の人々と近いことがわかったという。
・現代のエジプト人は古代エジプト人というよりアフリカ人を祖先にもつ
Nature Communicationsに発表された内容によると、この研究で現代のエジプト人は古代エジプト人というより、サハラ以南のアフリカ人の先祖を共有していることがわかったという。
さらに、古代エジプト人は当時の中近東の人たちとより近いこともわかった。
エジプトは、世界的な交易の中心地であるため、古代の人口などを調べるのに好都合な場所なのだ。
昨今、古代人のDNA分析は進歩している。このデータを使えば、エジプト人の起源や来歴について現代のわたしたちの理解を促す良い機会が得られる。
[画像を見る]
・ミイラのDNAの保存状態が鍵
ただし、マックス・プランク研究所長のヨハネス・クラウスによると、有効なDNAがきちんと保存されている可能性について、懐疑的な面もあるという。