世界遺産の旧市街はローマ皇帝の宮殿!ローマと中世が絡み合うクロアチア・スプリットを歩く (2/4ページ)

門をくぐればそこは、石造りの建物が並ぶ古い街。ここから中世とローマ時代への不思議なタイムスリップがはじまります。

スプリットの旧市街の中心地が、「ペリスティル」と呼ばれる広場。ディオクレティアヌス帝の宮殿であった当時は、ペリスティルを中心にして、北が兵舎と使用人の住居、南が皇帝の私邸に分かれていました。

東西に12本のコリント式列柱が連なるペリスティルは、ローマ時代の面影が色濃く感じられる場所。広場に鎮座するスフィンクス像は、皇帝がエジプト遠征から持ち帰ったうちの一体です。

ディオクレティアヌス宮殿のなかで最も見ごたえのある建物が、ペリスティルに面して建つ大聖堂。

もともとは、ディオクレティアヌス帝が自らの霊廟として建てたものですが、皇帝の死後、キリスト教を弾圧したことに恨みをもつキリスト教徒の手によって破壊され、キリスト教の聖堂へと変えられたという数奇な運命をたどっています。
かつてここに安置されていた皇帝の遺体はいまだ行方不明。