世界遺産の旧市街はローマ皇帝の宮殿!ローマと中世が絡み合うクロアチア・スプリットを歩く (1/4ページ)

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世界遺産の旧市街はローマ皇帝の宮殿!ローマと中世が絡み合うクロアチア・スプリットを歩く

アドリア海沿岸で最大の港町スプリットは、クロアチア屈指の観光地。フェリーやボートが絶えず行き交う港は、リゾート地らしい活気に満ちています。

スプリット最大の見どころが、城壁に囲まれた旧市街。スプリットの旧市街は、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿の上に築かれたという特殊な起源をもつ街。その特異な成り立ちと、歴史的な街並みから、世界遺産に登録されています。

ディオクレティアヌス帝がスプリットの宮殿に住むようになったのは、305年のこと。宮殿の跡地に人が住み着くようになったのは、皇帝の死後から数世紀を経た7世紀のことでした。ローマ帝国が滅亡し、近郊の街・サロナを追われた人々が、堅牢な城壁に囲まれたスプリットの宮殿を安住の地としたのです。

彼らは、宮殿の基礎部分はそのまま残し、その上に建物を増築するようにして街を形成したため、現在見られるようなローマ時代と中世の建築物が混在する独特の街並みが生まれることになったのです。

城壁に囲まれたスプリットの旧市街には、4ヵ所の入口があります。旧市街の北側にある金の門の向かいに立っているのが、クロアチアのラテン語化に抵抗し、スラヴ語の保護に貢献した司教、グルグール・ニンスキの像。

像の左足の親指に触れると幸運が訪れるといわれています。多くの人々に触られてピカピカに輝く左足。あなたは何をお願いしますか。

ローマの円形闘技場「コロッセオ」を思わせるような、がっしりとした金の門は圧巻。

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