【プロ野球】新人の糸原健斗か守備の大和か。巻き返しの北條史也か。それとも西岡剛…。混沌とする阪神・遊撃争い (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■守備では大和の右に出るものはいない

 遊撃争いを守備力から見るとどうだろうか?

 糸原と北條の失策数はともに4個。突出してひどい数字ではない。しかし、失策と記録されないミスは多々ある。慣れない遊撃に就く糸原の動きは安心できるものではない。北條にしてもいまだ経験不足の感はいなめない。

 そこで存在感を出してきたのが大和だ。

 内野では二塁、外野では中堅。どちらもゴールデングラブ賞ものの守備力を誇り、大和に打球が飛ぶとベンチもファンも絶対的な安心感を抱く。

 高校時代には遊撃だったため経験も豊富。「大和が3人いればショート、セカンド、センターを守って、センターラインを固められるのに」と妄想を口にするファンもいるくらいだ。

 課題の打撃を見ると、36打席と打撃機会は少ないものの打率.303、出塁率.361と結果を残している。

 今季からスイッチヒッターデビューを果たした。新たに立つ左打席でもヒットランプは灯しているもののまだ発展途上。課題の打撃力は向上されるか?

■西岡剛が完全復活すればますます激化

 北條、糸原、大和の間に割って入ろうとしているのが、アキレス腱断裂で昨季を棒に振った西岡剛だ。

 ケガは順調に回復しているようで、ファームの試合に指名打者として出場しているが、守備機会はまだ与えられていない。

 阪神に移籍後の西岡は主に二塁を守ってきた。現状、1軍の二塁は上本博紀が好調なため、西岡が1軍復帰となると遊撃で起用という選択肢もある。

 ロッテ時代は遊撃で鳴らしただけに、経験値は問題ない。ケガが回復したらなら、後半戦の優勝争いの最中に西岡の力を借りる場面も増えると予想される。

 混沌とする遊撃争い。遊撃は捕手とともに、守りの要だ。捕手と同様、一日も早く軸となる選手を固定したい。

(成績は6月7日現在)

まろ麻呂
企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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