【プロ野球】新人の糸原健斗か守備の大和か。巻き返しの北條史也か。それとも西岡剛…。混沌とする阪神・遊撃争い (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

混沌とする阪神・遊撃争い
混沌とする阪神・遊撃争い

 今季の開幕時は、阪神の遊撃争いは北條史也で“決まり”と思われていた。

 しかし、ここにきて遊撃が最も激しいバトルが繰り広げられるポジションになっている。

 春季キャンプでは遊撃の座を巡って、不動のレギュラーとしてチームを牽引してきた鳥谷敬と、昨季ブレイクした北條が一騎打ち。

 期待値込みで、若い北條が抜擢される可能性が高いと目された。また、衰えが隠せない鳥谷が三塁にまわることで、三遊間が落ち着くかと思われたのだが……。

 大方の予想通り、開幕戦の遊撃スタメンに名を連ねたのは北條。しかし、期待に反してまったく調子が上がらない。そんな北條を尻目に、新たなる遊撃争いが巻き起こったというわけだ。

 果たして、内野の要・遊撃のレギュラーの座をつかむのは誰か?

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■北條史也に代わり注目株の糸原健斗

 ルーキーの糸原健斗が遊撃に就き出したのはゴールデンウイークの頃。相手チームの先発が右投手のときは、北條に代わってスタメンで起用されることも多くなった。

 それまでは、開幕当初から1軍に帯同していたものの、プロの壁に阻まれ打率は1割台に低迷。本来の打撃力は影を潜めていた。

 しかし、コンスタントにスタメン起用されると徐々に力を発揮するようになっていく。持ち前の思い切りのいい打撃と、ボール球に手を出さない選球眼のよさが、糸原を「使ってみたい」と首脳陣に思わせるのだろう。

 守備面では、アマチュア時代の糸原は二塁、三塁の経験は豊富だが、遊撃の守備機会に欠けていた。それが、プロに入っていきなりの遊撃。内野の要を担うポジションを必死でつかみ取ろうとしている。

 今季の打撃成績は、打率.240と満足できるものではない。しかし、出塁率は.365とまずまず。120打席で17四球という選球眼のよさがうかがい知れる。

 ちなみに、今季の北條は打率.203、出塁率.286。142打席で四球は11と少ない。

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