建築家になるには? 必要な資格やフローを知ろう (1/2ページ)

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『広辞苑 第六版』によると「建築家」とは「建築物の設計・監理を職業とする人」(P.909より引用)ですが、建築家という言葉には「クリエーティブな仕事である」という意味合いが色濃く含まれています。コンセプトを立て、そのコンセプトを建築物によって表現するわけですから、これは創造性豊かな人だからこそ務まる仕事ですね。今回は建築家になるにはどうすればいいのかについてご紹介します。

■「建築家」の仕事とは?

「建築家の仕事」は建築物の設計・監理を行うことですが、実は建築家の定義にはあいまいなところがあります。職業の名称としては「建築家」の他に、「建築士」があります。

まず「建築家」という名称には「クリエーティブな仕事」であることがはっきり表れています。「家」が付く職業というのは、「政治家」「漫画家」「写真家」「陶芸家」などと並べるとわかるとおり、「その仕事の責任は私が背負います」「自分の名前で仕事を請け負う」という意味ですからね。

一方の「建築士」ですが、こちらは国家資格の名称でもあります。建築士は「国家資格を持って同じ建築物の設計・監理を行う人」と明確に定義できます。イメージでいえば、建築家と比べるとより工業的な感じになるでしょうか。

建築物の設計を業として行うためには、少なくとも建築士の資格を持っていないといけません。ですから建築士であり、「その仕事の責任は私が背負います」「自分の名前で仕事を請け負う」という人は一般に「建築家」と呼べるのではないでしょうか。

『公益社団法人 日本建築家協会』(JIA)では、同協会の「正会員」になるための資格について「正会員は、建築設計監理業務を専業に行い、一級建築士の免許登録後5年以上設計監理業務を行った建築家」としています。

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