小出恵介だけじゃない?所属事務所が恐れる若手俳優の風評 (2/2ページ)
■事務所はもうタレントを守らない?
また小出の件では所属事務所にも大きな損害が及んでいる。東証1部上場企業であるアミューズの株価は小出の一連の件で下落。さらに出演CMなどの違約金なども今後発生することになる。このような状態から芸能界全体でも次第に変化が見られているという。
「スキャンダルが発生した場合、一番多いのは事務所が擁護することです。しかし最近ではSNSの拡散やマスコミ報道の過熱もあり、事務所の火消し程度では間に合わないレベルになってきている。特にスキャンダルとスポンサー契約は大きく直結しているので、小出のような事件性を匂わせるものになるとバッサリ切られてしまう。今は稼ぎ頭のタレントを失うよりも、不祥事による違約金の方が怖いという声もある」(前出・芸能関係者)
アミューズにも今回の件では混乱が生じているようで、他の若手俳優にも身辺調査を行っているとも言われている。
「次の要注意人物は佐藤健(28)でしょう。事務所の稼ぎ頭でもありますがこれまで数々の女性芸能人と浮名を流している。また、麻布や六本木で遊んでる芸能人として頻繁に名前があがるなど私生活が派手でした。最近は主演作も増え、本格派俳優としてようやく落ち着いたイメージになってきたところ。だからこそ、なんとしてもこのタイミングでのスキャンダルは避けたいところでしょう」(前同)
もはや一タレントのスキャンダルが所属事務所を大きく揺るがす時代になっている。SNSが発達した現在、マネジメントする側も生半可な管理では通用しないということだろう。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。