日本代表両LOはピンチ救うか? 谷田部&ヘル、アイルランド戦で出し切る! (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 ラグビー日本代表がピンチを迎えている。

 攻防の起点となるセットプレーで中核をなすLOに、故障者が続出しているのだ。6月2日からのツアーが始まってから梶川喬介、真壁伸弥が順に離脱。そのカバーのため追加招集された大野均も、14日にチームを抜けることとなった。

 チームが17日に静岡・エコパスタジアムでぶつかるアイルランド代表は、そのセットプレーを強みとする。なかでも空中戦のラインアウトから組み込むモールは、得点源のひとつとなっている。

 今回は日程上、若手中心の編成で来日も、LOでは48キャップ保持の30歳、デヴィン・トナーが芝に立つ。身長208センチ、体重124キロという身体を活かし、攻防の最前線で身を挺す。

「勝つための激しい練習がある。それで怪我人が出たのは残念ですが、僕はその人の分までやろうという気持ちです」

 こう語るのは次戦先発のLO、谷田部洸太郎だ。

 パナソニックの献身的なタックラーとして存在感を示してきた身長190センチ、体重107キロの30歳で、ここまで13キャップを取得。素早い攻守の切り替えを目指すチームにあって、1つひとつのタックル、ブレイクダウン(ボール争奪局面)での相手を制す動きに力を込めたいという。

「BKに速いボールを出せるようなブレイクダウン(を意識する)。あとは相手を倒すところです。ブレイクダウンでこっちが寝ていて向こうが立っていたら、枚数も減らない(数的優位も出ない)。1人1殺じゃないですけど、しっかりと相手を倒す。そうすることで、(別の場所に)スペースができてくると思う。僕らFWは、そこを意識しないといけない」

 今回のチームでは、自軍ラインアウト時の捕球位置の決定などを任されている。セットプレーを介さないプレーに時間を割こうとするゲームプランを踏まえ、それでも数回はやってくるセットプレーの機会を大切にする。

「アイルランド代表に大きい選手がいるなか、精度の高いラインアウトをやらなきゃいけない。相手を釣るデコイ(おとり)の動きとか、飛ぶこと以外の動きも大事になってくる。

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