【東名バス事故】発生から1週間で分かった事故原因と東神観光バスの危機管理能力について考えてみる (2/2ページ)

イキなクルマで

比較的新しい高速道路の中央分離帯には盛り土がなく、低いガードレールが採用されているため、衝突した際は自分の車線にハネ返ってくるようになっています。

ドライブレコーダーの映像からもわかるように、対向車線からあれほどのスピードでいきなり現れた車を避けることは不可能ですからね。

■迅速な対応力で評価されるバス会社 東神観光バスホームページに掲載されたプレスリリースの一部

事故にあったバス会社の東神観光バス株式会社は、事故当日の午前中にバスに搭載されたドライブレコーダーの映像を報道各社に提供しました。同日午後8時30分にプレリリースがされ、バス会社の映像提供の素早さが評価されています。

ドライブレコーダーの映像は、リアルタイムでネット上に保存できるシステムを採用しているため、サーバー上に撮り溜めされている映像がネットを通じてすぐに確認できるようになっていました。バス会社は事故の一報を受けて即座に事故当時の映像をまとめて報道各社に提供できる状態にあったため、事故当時の状況をいち早く知ることができたのです。

この対応に対し、SNSでは『わかりやすくまとまっているプレリリースだ』や『映像を早く見ることができてすごい』と言った声が上がっています。

東神観光バスの齋藤社長は「なるべく早くネットにも情報を提供したかった」と話しており、事故後のバス会社の対応が非常に迅速で高い評価を得ています。

■まとめ

さて、事故発生から1週間以上が経過しました。原因調査によって、事故状況はだんだんと明るみになってきたものの、依然として不明な点も多く、一刻も早い解決が望まれています。

今回の事故はドライブレコーダーからの映像でも分かるように、かなり衝撃的な事故でした。

しかし、バスのフレームが強化されたことや観光バスの運転手が衝突直前にハンドルを左に切ったことで、最悪の事態を避けることができました。また、乗務員がシートベルト着用の案内と点検を実施していたことも被害を最小限にできたものだと思います。

交通事故は自分自身の事故だけでなく、状況などによって様々な人を巻き込みます。車を運転する際は、体調を整え安全運転を心がけるようにしましょう。

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