【東名バス事故】発生から1週間で分かった事故原因と東神観光バスの危機管理能力について考えてみる (1/2ページ)

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【東名バス事故】発生から1週間で分かった事故原因と東神観光バスの危機管理能力について考えてみる
【東名バス事故】発生から1週間で分かった事故原因と東神観光バスの危機管理能力について考えてみる

6月10日に発生した東名高速上り線での衝突事故について、事故当時の状況や原因、バス会社の対応についてまとめました。

初夏に入り、夏の行楽シーズンに向けて観光バスの需要が増す季節に発生した衝撃的な事故です。

中央分離帯を飛び越えて観光バスと衝突した乗用車は、どのようにして反対車線へ飛び出してしまったのか、気になる事故の状況についてご紹介します。

■事故状況についてのおさらい

6月10日午前7時30分ごろ、愛知県新城市、東名高速上り新城パーキングエリア付近で、乗用車と観光バスによる衝突事故が発生しました。乗客乗員47人を乗せた観光バスはさくらんぼ狩りに向かう途中でしたが、反対車線を走行していた乗用車が中央分離帯を飛び越え、走行中の観光バスにそのまま正面衝突。乗用車は原型をとどめないほどに大破し、運転席に乗車していた男性は死亡。バスに乗車していた47人のうち45人の方がけがを負いましたが、幸いにも死亡者は出ませんでした。

バスに搭載されたドライブレコーダーを見る限り、かなりの衝撃があったと考えられます。また、地上での正面衝突ではなく、車が空中に舞い空から降ってくるような角度でぶつかっていますので、このような被害でおさまったのは奇跡的と言ってもいいですね。

■事故原因はなんだったのか?

東名高速での衝突事故はどのような原因で起こってしまったのでしょうか。

今回事故が発生した現場の高速道路の中央分離帯は、一般道と違い盛り土がされた上にさらにガードレールが設置されていたため、一見飛び越えられないように感じます。しかし、原因を究明する捜査関係者によると、正面衝突はこの『盛り土』が原因ではないかと言われています。

乗用車は、走行中何らかの原因で左側のガードレールに衝突し、制御を失ってしまいます。そして、その衝撃で右側へ跳ね飛ばされ中央分離帯へ鋭角に侵入。『盛り土』がジャンプ台となり、ガードレールに衝突することなく飛び越えてしまったのです。

東名高速道路は構造が古い場所が多く、このような盛り土をした中央分離帯が数多く存在します。

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