SMAP独立組3人のレギュラー番組が継続?事態が急変する舞台ウラ

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 9月8日でジャニーズ事務所との契約が期間満了となる元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(40)の3人が出演しているレギュラー番組の存続にファンの注目が集まっている。通常なら所属事務所からの独立前にレギュラー番組は終了するのが通例で、独立後はしばらくテレビに出演できなくなるという過去の実例もある。当初はファンも半ば諦めムードだったが、事態は急変して「番組存続」の可能性が浮上している。これまで数々の奇跡を起こしてきたSMAPが、業界の悪しき慣習を打ち破るかもしれないと期待されている。

■3人の退社が迫るも「打ち切りの気配なし」

 ジャニーズからの独立を決めた稲垣は『ゴロウ・デラックス』(TBS系)、草なぎは『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取は『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)と『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)と冠番組を現在も継続している。だが、3人は9月退社を前にすでに活動をセーブしており、解散発表後に新規の仕事は入っていない。

 また、15日付の『日刊スポーツ』では『SmaSTATION!!』の9月打ち切りが報じられており、後枠でドラマがスタートするという具体的な情報まで流れているので終了は確定的だ。こうした流れから、3人の独立と同時に「ジャニーズ所属」として受けていた仕事はすべて同様に打ち切りになるとみられていた。さらに「大手事務所から移籍すると2年間は地上波番組に出演できない」という業界の暗黙のルールがあることで、テレビから3人が消えるという不安が拭えなかった。絶望的とも思えるような状況だが、業界内では「まさかのレギュラー継続」がしきりに囁かれるようになってきたという。

「じつは3人の独立が発表されてもなお、『「ぷっ」すま』と『おじゃMAP!!』はスタッフには番組終了の予定は伝えられていない。現場は戸惑いながらも、このまま継続していく前提で体制を整えている。『ゴロウ・デラックス』も打ち切りに向けた動きはまったくありません。3人の契約満了まで3ヶ月しかないのに現段階でも後番組の調整が進んでいないとなれば、番組継続は濃厚と見るのが自然です。また、3人ともラジオ番組のレギュラーを持っていますが、そちらも同様に終了という話は出ていない。ただし、ジャニーズを退社すればSMAPを連想させるタイトルは難しくなるが、中居正広(44)司会の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)のように番組名の変更で乗り切るのでは」(芸能関係者)

■ジャニー社長の異例メッセージで潮目が変化?

 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾らの現場に漂う空気だけでなく、ジャニー喜多川社長(85)の異例の応援メッセージとワイドショーの報道も、”番組継続”の大きな根拠になっているという。

「ジャニー社長は3人の退社を発表するファクスで『どこにいようとも、またどのような立場になろうとも、彼らを思う気持ちに変わりはありません』などと声明を発表。事務所から退社するタレントにメッセージを送るのは異例中の異例です。もしこれで3人がジャニーズ事務所の圧力で芸能界を干されたり、レギュラー番組を無理やり打ち切られるようなことになればジャニー社長の面目は丸潰れになる。また、各局のワイドショーでも『独立後に3人はテレビ出演できなくなるのでは』といった問題が取り上げられているが、その通りになってしまったら『ジャニーズの圧力は事実、それにテレビ局は屈した』という事実を証明するかたちになる。となると彼ら3人の独立後のテレビ出演をジャニーズ事務所が黙認していると考えるのが自然で、レギュラー継続の可能性は十分考えられます」(前出・関係者)

 ジャニーズ事務所の直接的な圧力よりも、その意向を汲んだテレビ各局の“忖度”によって3人がメディアから消えると見られていたがその心配は無用か。しかし、なぜ今回、ジャニーズ事務所は退社する元SMAPの3人にそこまで配慮を見せているのか。

「3人と現在も深い絆で結ばれている中居がジャニーズ残留を決めたことで、ジャニーズ事務所の圧力からの防波堤になっている。しかし、それ以上にジャニーズ上層部はSMAP解散騒動で事務所のイメージが悪化したことを気にしており、一連の騒動で好感度が急落した木村拓哉(44)の扱いにも困っている。世間一般にまで浸透した”ブラック事務所”という悪評を覆すには、独立後の3人が変わらずに活躍するのが何より得策ということでしょう」(前同)

 稲垣、草なぎ、香取ら3人の移籍先となる新会社を興した元マネジャー女性のコネクションから、一部メディアでは中国進出まで報じられていた。しかし、それまで売れっ子だった3人がジャニーズ事務所を辞め途端に国内で活動できなくなったとしたら、その不自然さに騒然となるだろう。しかし、さまざまな要因とファンの応援が重なり合ったことで「奇跡」が期待できる状況となっているようだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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