美容整形と幸せ『ダウンタイムと痛み』(元看護師・現役風俗嬢 Yuzuka) (2/4ページ)

恋学

つまりは、眠って受けることをおすすめしているわけですね。実は、最初にそのことを聞いた時、頭の中にはてなが浮かびました。「ヒアルロン酸注入をするだけなのに、眠らせる必要があるの? っていうかそもそも『手術』になるの? ただの『処置』ではなくて?」

私の中で「胸へのヒアルロン酸注入」は、他の部位へのヒアルロン酸注入のイメージと、対して変わりがありませんでした。「鼻」や「顎」に入れる時と、なんら変わりがないと思っていたんです。そう考えていたので、「静脈麻酔で麻酔科のドクターをつけて、大掛かりにする『手術』だ」というイメージが湧かなかったわけですね。

しかし、実際にこの施術を介助するようになり、そのイメージは一変します。

胸のヒアルロン酸注入の実際

最初に結論を言ってしまえば、この手術には恐らく想像以上の「痛み」を伴います。「鼻や顎、涙袋なんかは、平気だったのに?」と思われる方には、まず入れるヒアルロン酸の種類が違うということを想像して頂きたいです。
鼻や顎に入れるタイプのヒアルロン酸は、比較的粒子が細かく、硬度が高いです。それに比べて胸に入れるヒアルロン酸は、ひとつひとつの粒子が大きく、柔らかい。想像してみたら分かりますよね。鼻に入れたヒアルロン酸が、胸と同じようにプニプニしていては、不自然です。

その「粒子が柔らかく大きい」ヒアルロン酸を、例えば1カップ大きくしようと思えば、片胸約「100cc」、胸の中に注入します。水を注入するわけではありません。粒子の大きなものを注入するということを想像すれば、自ずと、今まで想像していたよりもずっと太い針を使うのでは、ということが浮かんでくると思うのですが、その通りです。「細い針でプチっと注入」ではありません。私が働いていたクリニックでは、まずは皮膚の表面を麻酔し、メスで切り込みを入れて、その切り込みから、太い針を差し込んでいました。

この時点で、かなりイメージと違ってくるのではないでしょうか。既に「注射で簡単に注入」という次元ではありません。

この「施術」は裸になり、イソジンで消毒し、布をかけられ、オペ着を着た看護師がついて行う、れっきとした「手術」なのです。

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