ブラジルは、淡水魚「ティラピア」の皮膚を使って火傷治療を行っている (2/4ページ)

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image credit:Oreochromis-niloticus-Nairobi - Tilapia - Wikipedia

・ティラピアの皮膚を肌に張り付ける
 そこでブラジルで広く養殖されているティラピアが注目された。それまでティラピアの皮膚はゴミ同然であったが、これを消毒したものならガーゼと違いそのままにしておけるのだ。

 分析の結果からは、ティラピアの皮膚には傷を瘢痕化させるために重要なコラーゲンタンパク質が豊富に含まれていることが判明している。その量は人間や他の動物のものを上回るうえに、張力や水分量にも優れている。

 浅達性II度熱傷の患者なら、一度これを適用すれば瘢痕化するまで交換する必要がない。深達性の場合は数度の交換が必要になるが、ガーゼに比べればずっと少なくて済む。さらに治療期間も数日ほど短くなり、患者の苦痛を大きく緩和することができる。

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 アントニオ・ドス・サントスで暮らすある漁師は、ボートのガス缶が爆発したことで右腕全体に火傷を負った。そこでティラピア皮膚による治療を受け、「ティラピアの皮膚を被せたら、痛みが引いたんだ。なんでそんな風になるのか不思議だね」と感想を述べている。
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