注目のテストシリーズはNZ先勝! イオアネ2トライでB&Iライオンズ下す

ラグビーリパブリック

 世界中が注目するラグビー界のドリーム対決。先に勝って笑ったのは黒衣の男たちだった。

 世界ランキング1位のオールブラックス(ニュージーランド代表)と、4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのテストシリーズが始まり、6月24日にオークランド(イーデンパーク)でおこなわれた第1戦は、30-15でオールブラックスが制した。オールブラックスは1994年7月のフランス戦を最後にイーデンパークで負け知らず。同会場での連勝記録は38に伸びた。

 今回のツアーですでに2敗しているとはいえ、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの一流選手を集めたライオンズは、必勝を期するテストマッチで激しく牙をむいた。

 開始早々、ライオンズがCTBジョナサン・デーヴィスのラインブレイクからチャンスとなり、つないで、WTBエリオット・デイリーがゴール左隅へ飛び込んだ。が、オールブラックスのWTBイズラエル・ダグがグラウンディングを許さず、ゲームの流れが変わった。

 逆にPGで先制したオールブラックスは前半17分、ゴール前でPKを得ると、SHアーロン・スミスがタップから仕掛けてすばやく右へボールを動かし、大外にいたHOコーディー・タイラーが最初のトライゲッターとなった。

 それでもライオンズは食らいつき、35分、自陣深くからFBリーアム・ウィリアムズがカウンターで大きくゲインし、CTBデーヴィス、WTBデイリー、FLショーン・オブライエンとつないでスーパートライが生まれる。

 13-8と、オールブラックスの5点リードで前半を終えた。

 後半も手に汗握る熱戦となったが、先に得点したのはオールブラックスだった。54分(後半14分)、敵陣中盤でのスクラムで優勢になると、NO8キアラン・リード主将の冷静な球出しからすばやく左へボールを回し、初先発のWTBリーコ・イオアネがフィニッシュしてリードを拡大。その後、SOボーデン・バレットのブーツで得点を重ねたオールブラックスは、23-8で迎えた69分、仲間のハイパントをチェイスしたWTBイオアネが相手にプレッシャーをかけてボールを確保し、快足を飛ばしてそのままゴールへ持ち込み、勝利を引き寄せた。

 ライオンズは試合終了の笛を聞く前にSHリース・ウェブがトライを挙げたが、テストシリーズ(3戦)の大事な初戦を制したのはオールブラックスだった。

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは27日のハリケーンズ戦をはさみ、7月1日にウェリントン(ウエストパック・スタジアム)でオールブラックスと第2テストを戦う。

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