勝新太郎元マネージャーが初めて明かす「オヤジの素顔」(2)飲酒運転でも開き直って… (1/2ページ)

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勝新太郎元マネージャーが初めて明かす「オヤジの素顔」(2)飲酒運転でも開き直って…

 英雄色を好む──。これほど勝に似合うことわざは、ないかもしれない。「酒と女」に関する話は、枚挙にいとまがない。

「オヤジはよく江波杏子や倍賞美津子、藤村志保といった女優陣を引き連れて飲み歩いていたけど、大勢で飲む時はアイスバスケットの中にレミーマルタンを1本注いで、そこに水を少し入れて飲む。特にお気に入りだったのが太地喜和子。ある時、帝劇がハネたあと、太地がスッピンで勝のいる店に来てね、チークタイムになると、オヤジと二人で踊りだしたんだけど、ダンスというよりもう完全に男女が交わる感じの行為そのもの。そのくらい濃厚なダンスだったね」

 まだ、日本の社会も牧歌的な時代。勝は大好きな酒を飲んだあとに、飲酒運転することもたびたびあったという。

「運転を代わろうとすると『バカ野郎、これは俺が好きでやっているんだ!』と怒られてね。ある時、酒場からの帰りに虎ノ門交差点で警官から職質を受けた。『勝さん、飲んでますね?』『いや、飲んでない』『えっ、でも‥‥』『ワインしか飲んでない』って(笑)。最後は『何かあったら、東プリ(当時の定宿、東京プリンスホテル)まで来い!』、そう言って車を出しちゃう。歌舞伎座に行く途中に一方通行を逆走したこともあった。警官から止められても『ん? 俺は聞いてないよ。とりあえず何かあったら東プリまで来い!』って(笑)。

 一度、高速道路でも白バイに止められてね。いつもどおり『今、急いでいるんだ。あとで来てくれ』って言ったんだけど、今度は本当に稽古場を警官が訪ねてきた。マイッタなぁと思っていると、警官が俺に色紙を手渡して『あの~、これに勝さんのサインをお願いします』って。あの時は思わずズッコケたね」

 勝はいつも100万円程度の金を丸めてポケットに押し込んでいたが、

「それが3、4日でなくなる。そのほとんどがチップだった。いつだったか、オヤジが『お前、俺がなぜチップを渡しているかわかるか? 格好つけているとか、金持ちぶっているとかじゃないんだよ。学ぶという言葉は、自分にとっていいお手本を見つけて、まずは真似る。次にまねぶ。そして、最終的に自分自身の道を見つけて、学ぶが始まる。演技もそう。俺はいろんなところで、一生懸命生きている人たちを毎日見させてもらっている。

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