歌舞伎役者の市川海老蔵（39）が3日、自身のブログを更新し、長男・堀越勸玄くん（4）との共演作『七月大歌舞伎』の初日公演が大成功に終わったことを報告した。

　今回海老蔵と勸玄くんが挑戦したのは親子での「宙乗り」。先月22日に死去した海老蔵の妻・小林麻央さんも心待ちにしていたもので、勸玄くんの宙乗りの成功は歌舞伎史上最少記録となった。

　だが、舞台裏にはこんな苦労も。同日の8時37分に「さぁ」というタイトルで更新されたブログ記事で海老蔵は勸玄くんが「今日出たくない」とごねたことを明かした。その後、10時39分更新のブログでは無理やり車に乗せたものの、勸玄くんは「ずっと。大葛藤」していたそう。しかしその時、海老蔵と麻央さんの思い出の楽曲『Jupiter』が偶然車中で流れてきたという。海老蔵が「ママが見てるよ」と話しかけたところ、勸玄くんの様子は落ち着き、無事舞台が成功したという。

　海老蔵は公演後に更新したブログで、右手に勸玄くんを抱えた写真が添付された公演の記事を挿入し、「右手にカンカン　左に麻央　すぐ下から麗禾みてました。我々家族は心はいつも１つです」とつづった。この記事には「最高の4人家族ですね！」「カンカンくん、すごい！最近一番の感動をありがとう！」「素敵な家族ですね」など多くの感動コメントが集まった。

　舞台はまだ始まったばかりということで、公演終了直後には「精魂つきた　これが　あと　２４日、、笑おう…」というお茶目なブログも更新していた海老蔵。家族の結束が非常に強いことが分かる出来事になったはずだ。

文・内村塩次郎