木村拓哉の凋落が鮮明に?嵐・大野智『忍びの国』好調が波紋

デイリーニュースオンライン

『忍びの国』公式サイトより
『忍びの国』公式サイトより

 先輩の面子が丸潰れ? 7月4日、嵐・大野智(36)の主演映画『忍びの国』(7月1日公開)が、全国週末興行成績(興行通信社調べ)で初週2位に入ったことが判明した。同じ時代劇映画の『無限の住人』が爆死しただけに、主演の先輩・木村拓哉(44)の不人気をあらためて露呈した格好だ。大野や石原さとみ(30)、鈴木亮平(34)を擁した『忍びの国』。大野が伊賀忍者の無門に扮し、アクロバティックな演技を披露して話題になっている。

 全国週末興行成績は、ジョニー・デップ(54)主演の最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』にこそ1位の座を譲ったものの公開初週で2位に食い込み、国内映画としてはトップに。興行収入は4億8500万円、土日2日間で約40万4500人の観客動員数を記録し、最終興行収入は「20億円以上も狙える上々のスタート」(報道関係者)ともっぱらだ。

■嵐・大野智の主演映画が好調…興行収入は木村映画の2倍強

 一方、先輩の木村が主演を飾った『無限の住人』(4月29日公開)は観客動員数が14万5000人、興行収入が1億8900万円弱で初週6位。同じ時代劇ながら、後輩に見事に差をつけられた。

「『忍びの国』と『無限の住人』は、ともにエンタメを標榜したが監督の演出で違いが出た。『忍びの国』の中村義洋監督(46)はコミカルなシーンを入れつつ、嵐ファンの若い女性も安心して観られるアクションに仕立てたが、三池崇史監督(56)は12歳未満が鑑賞できない『PG-12』に指定されるほどグロテスクな描写をふんだんに盛り込み、若者を遠ざけた。また木村がテレビに出まくって、SMAP解散についてペラペラ喋ったのも災いしたようだ。もはや昔の神通力を失っている」(映画ライター)

『無限の住人』以来、世間ですっかり“爆死”の烙印を押された木村の次回作は、いつなのか。7月現在は、嵐・二宮和也(34)とタッグを組む映画『検察側の罪人』が有力だが、公開は2018年。まだ半年以上もある。

 木村には一時期、月9ドラマ内定のウワサが出回っていた。しかし嵐・相葉雅紀(34)が主演を演じた『貴族探偵』(フジテレビ系)が無残な結果に終わったこと、当時社長だった亀山千広氏(61、現BSフジ社長)が退任に追い込またことでフジテレビ社内の風向きがガラリと変わり、木村の話は頓挫状態に。木村の立場を揺るがす出来事は他にもある。

「一つはSMAPメンバーだった三人の退所騒動。今後9月にはSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智氏(60)率いる新事務所へ移籍する流れが濃厚。飯島氏は水面下で“フライング営業”をしているというウワサもあり、秋以降はかなり動きがありそう。そうなるとやりづらいのが木村。表に出れば退所組へのコメントを求められることは必至だ。だからこそ6月は雲隠れしたわけだが、9月以降は一層注目される。ドラマに出ても、何かとSMAPネタが話題になるだろう。また発言次第で、木村の“裏切り者”のイメージはより強固になる。騒動が落ち着くまで公の場所へ姿を出さないかもしれない」(前出・報道関係者)

 ともすれば、木村は今年いっぱいロングバケーションに突入か。世間から忘れ去られ、台頭するジャニーズの後輩たちに次々と追い抜かれぬことを祈るばかりだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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