武井咲の役不足は否めない?『黒革の手帖』新ドラマに手厳しい声

デイリーニュースオンライン

木曜ドラマ『黒革の手帖』|テレビ朝日公式サイトより
木曜ドラマ『黒革の手帖』|テレビ朝日公式サイトより

 女優の武井咲(23)が7月10日、連続ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の制作発表会見に登場し、「腹をくくって取り組んでます」などと意気込み、決意を新たにした。しかし同作の主人公・原口元子を弱冠23歳で演じることに、巷で「ミスキャスト」「迫力不足なんじゃない?」と早くも不安まじりの意見が噴出している。

『黒川の手帖』は、銀行から1億8千万円を横領した悪女・原口元子が、その金と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座でクラブを立ち上げるストーリー。夜の銀座にひしめく数々の悪人たちと壮絶な闘いを繰り広げる。武井は、幾度となく映像化されている本作において、元子を演じる最年少女優となる。また武井にとって初めての悪女役となる。

■悪女やるには貫禄不足?「ミスキャスト」の声

 そんな武井は、制作発表に白い艶やかな着物で登場し、「腹をくくって取り組んでいます」と早くも威厳タップリにコメント。銀座の高級クラブのママの元へ“お勉強”をしに行ったエピソードも明かしていた。

 だが世間の反応は手厳しい。「ミスキャスト」「迫力不足なんじゃない?」「可愛いんだけど、大人の女って感じがない」「別の作品を選んだほうが良かった」「やり手のホステスを演じるには可愛らしすぎないかな?」と不安まじりの声が続出している。武井本人は、そんな声を知ってか知らずか「『できるの?』と試されているような目が多いので、元子のように打ちのめしてやりたい」「腹をくくって取り組んでいます」などと意気込んでいる。

■過去には山本陽子、浅野ゆう子が主演した名作になぜ武井?

 武井演じる同作の主人公・原口は、過去にも多くの女優が挑戦してきた名ドラマだ。1982年に山本陽子(75)が初めて原口を演じて以来、1984年に大谷直子(67)、1996年に浅野ゆう子(57)、2004年には武井が所属するオスカーの先輩女優・米倉涼子(41)など錚々たるメンバーが同役を演じてきた。昭和の大作家、松本清張の長編小説が原作という”名作”でもある。弱冠23歳の武井になぜこの大役がまわってきたのか。

「『黒川の手帖』は、松本清張作品の中でも女優たちに特別視されてきた作品。アイドル女優という殻を脱せずにいた武井が一皮むけるための試金石となるでしょう。武井が所属するオスカープロモーションは米倉や上戸彩(31)らの活躍によってテレ朝ドラマ班とは盤石の関係で、武井を米倉や上戸彩(31)に続く女優として本格的に育てたという思いは一致している。武井本人はヤル気十分ですが、もし視聴率が低迷すれば嵐・相葉雅紀(34)が主演した『貴族探偵』(フジテレビ系)に続いて二作連続での大コケ女優となる可能性も。武井にとっては女優キャリアを左右する大勝負となるでしょう」(芸能関係者)

 女優生命を賭けたチャレンジに出る武井。本作で一皮むけて本格女優の仲間入りを果たすのか。はたまた「実力不足」の烙印を押されて撃沈するのか。武井のお手並み拝見をしたい。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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