相撲の土俵には欲しい物が何でも埋まっている?本当に埋まっている物は何? (2/2ページ)
神主に代わって行事が祭主となり、神霊が乗り移るための「依代(よりしろ)」を土俵に立て、酒を土俵にまいて清め、行事が「祝詞」と「故実言上(こじつごんじょう)」を読み上げるなどの儀式が続きます。
続いて、土俵上に神様への供物を埋める「鎮め物」という儀式も行われます。米、塩、昆布、するめ、榧(かや)の実、かち栗を白い素焼きの小皿に入れ、その上から同じ器をかぶせて挟んだ物を、更に奉書紙に包んで巻き、15センチ四方の穴に収め、上から御神酒をかけてから土をかけ、固くなるまで叩きます。
儀式の最後には、呼出しが「清めの太鼓」を叩いて土俵を3周回ってから、町へ出て行くのが習わしです。興行の宣伝のために町へ出て行くため、これは「ふれ太鼓」とも呼ばれています。
土俵祭りは本場所だけでなく、相撲部屋を新しく立ち上げる時や、部屋の土俵を新しくする時にも行われます。神様が降りてこなければ、土俵は本当の意味での土俵にはなりません。「女性は女将さんといえども、部屋の土俵にすら上がれない」というのも、元々は神道の考え方によるものです。
そんな神聖な土俵で、新弟子達は出世を夢見ながら、日々の厳しい稽古に耐えているのです。「大金が埋まっている!?」と淡い期待を抱いて土俵を掘り返したら、そこに埋められていた神様への供え物を掘り当て、愕然とすることでしょう。
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