貧困に耐えかねて家出をしようと警察に相談した少年。その少年と絆を結んだ警察官の物語
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アメリカのサウスカロライナ州で、家出をしようと試みた少年がいる。
その少年が家出に思い立った直接の原因は貧しさだった。アメリカの所得格差、貧富の差はきわめて大きい。彼の部屋にはまともな家具がなく、空気が漏れるエアーマットをベッドにしており、常に体中の節々が痛い。
お金に余裕がなければ気持ちに余裕も生まれない。経済的困難に陥っている母親と激しく言い争い、家から逃げ出そうとした。そのことを相談するために少年は警察に電話をした。
その事情を知った警官は彼を見過ごすことができなくなった。警官としてではなく、一人の人間として彼を支えようと決心する。
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You gotta see this: Police officer goes beyond duty・警察に家出したいと訴える少年の事情
2014年のある日、サウスカロライナ州サムターに住む13歳のキャメロン・シモンズくんは警察に電話をかけた。それを受けたのは警察官のガエターノ・アチェッラさんだった。
キャメロンくんが思いつめた様子で家から逃げたいと訴えた。アチェッラさんはすぐに彼の自宅に急行したという。
親身になってキャメロンくんの話を聞き、以来アチェッラさんは彼の相談にのるようになった。
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キャメロンくんは母親とともにテキサス州から越してきた。それは病気になった親戚の世話をするためだ。それ以後、母親は介護のために満足に働くことができす、経済的に困窮していった。
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・つぶれていくエアーマットで毎日寝起き
アチェッラさんが彼の部屋に立ち入ってみると、一目で彼がおかれている苦しい状況がわかったという。
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彼の部屋には家具がほとんどなく、ベッドはエアーマットだった。しかもそれはどこかに穴が開いていて、夜の間につぶれてしまう。キャメロンくんはそれでしょっちゅう背中の痛みに悩まされていたのだ。
キャメロンくんがついかっとなり、母親と言い争ってしまうのは、こうした肉体的な苦しみが積もり積もっているせいもあるのだろう。そしてとうとう家出を考え始めたのだ。
シモンズ家の経済的な問題はすぐに解決できるようなものではない。しかしアチェッラさんはまだ13歳の少年がこうした環境にいることに心を痛めた。
彼は警官である前に一人の人間として、どうしても少年を見過ごすことができなかったのだ。・家具やベッドを持ち運んだ警官
そして数週間後、アチェッラさんは再びキャメロンくんの家を訪れた。机や椅子やテレビ、そしてクイーンサイズのベッドを持ち込んだ。さらにキャメロンくんに善意の人がくれたニンテンドーのWiiをプレゼントした。
このベッドでキャメロンはずいぶん体が楽になったという
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アチェッラさんはキャメロンくんに何かをしたいと思った。自分が彼にできること、目の前で苦しむ少年が幸せに成長できるために必要なことは何だろう?と思案して、行動を起こした。・困っている人に何かしてあげたいという気持ち
アチェッラさんは地元のテレビ局に知られるまでは、人目を引かないように気をつけていた。だが、インタビューに応じたことで、シモンズ一家を援助したいという人々が現れた。
彼は身近で助けが必要な人に出会い、自分の中にあるやさしさに従い正しいと思うことをした。
人はそれを偽善と呼ぶかもしれない。だが困っている人を減らすためには、思いやりを伴う誰かのふるまいが必要なのだ。
via:youtube、boredpanda、wistv・translated D/ edited by parumo
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