熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 岩隈久志に残された4つのシナリオ (1/3ページ)

週刊実話

 マリナーズ岩隈久志の投手生命に暗雲が立ち込めている。
 今季の岩隈は味方の得点援護がなかったこともあり、1勝も挙げられないまま5月12日に「右肩の炎症」を理由に故障者リストに入った。その後、6月下旬の復帰を目指してリハビリに励んだが、5月下旬に痛みがぶり返し、復帰を急ぎ過ぎているのではないかという懸念が広がった。それでも6月下旬の復帰にこだわる岩隈は、数日肩を休めただけで投球練習を再開。紅白戦で安定した投球を見せたため「マイナーで2試合投げた後、6月24日か25日にメジャー復帰」というタイムテーブルが設定された。

 マイナーでの最初の登板はレベルの低い1Aでの試合だったため、岩隈はスプリッターとスライダーを多投して4回を1安打無失点に抑える好投を見せた。これに気をよくしたマ軍首脳は3Aで1試合投げさせた後、6月25日(日曜日)に引き上げて、その日のゲームに先発させることにした。
 しかし、3Aでの登板(19日)で岩隈は全球種の制球に苦しみ、初回にソロアーチを打たれて1失点。2回には四球を2つ出したのが致命傷になり3失点し、2回を投げただけで降板した。
 さらにゲーム後、肩に痛みが走る中で投げていたことが判明。6日後に予定されていたメジャー復帰は無期限延期になった。

 このような事態になったのは、岩隈が6月下旬の復帰に強いこだわりを持っていたため、肩の炎症が治り切っていないうちに復帰に向けたピッチングを始めたからだ。
 その心情は痛いほど理解できる。岩隈がマリナーズと交わした契約には、「'16年と'17年の2年間で324イニング以上投げると、'18年は自動的に年俸1500万ドル(16.5億円)で契約する」という条項がある。昨年、岩隈は199イニング投げているので、今季125イニング投げた時点で契約更新となる。しかし、5月中に31イニングを投げただけで故障者リストに入ったため、今季中に125イニングに届くには6月下旬に復帰する必要があったのだ。
 その6月下旬の復帰が流れたため、「2018年に年俸16.5億円でプレーする」ことは絶望的になった。ならば今後、岩隈はどうなるのだろうか? 考えられるシナリオは次の4つだ。

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