シベリアのツンドラから漏れ出すメタンガスが作り上げたブラックホールのような巨大な穴(ロシア) (3/4ページ)
6月に発表された研究は、氷床が後退した11,600年前、地中で凍っていたメタンのドーム状地形が不安定になったことで、北極海の1地域の海底に少なくとも100個の巨大クレーターが形成されたことを発見した。”ピンゴ”と呼ばれるこのドーム状地形は、幅1キロほどのクレーターを作り出すこともあったという。
現在のシベリアでも似たような現象が起きていると専門家は考えている。”ピンゴ”は陸上でも形成される。その溶ける速度が急激であれば、メタンが爆発的に放出され、太古の海底に作り出したようなクレーターを生み出すことだろう。
以前にもこれまでに見られないクレーターが発見されていたが、その形成時期や形成の仕組みについては分かっていなかった。今回伝えられた目撃証言によれば、その形成が暴力的なものであったことが推察される。
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image credit:twitter @siberian_times
また爆発による被害も懸念される。
6月28日のクレーターが出現したのは人里離れたシベリアのど真ん中であったが、そこから100キロ先には液化天然ガスの輸送で発展しつつあるサベッタの町がある。パイプラインや線路といったインフラ施設、あるいは居住区などで爆発が起きれば、甚大な被害が発生するであろうことは言うまでもない。