志村けん「まず共演者を笑わせないと、お客さんも笑わせられない」 (2/4ページ)
だから今回は、みっちりと稽古しないとな」
夏希「は、はい……」
ゆま「私も頑張らないと! 特に今回の舞台は、第2幕のダンスがすごいんですよね。志村さんが三味線を弾いて、私たちがハデハデな衣装で踊る。すごくノリノリで楽しい演目です!」
夏希「照明もきらびやかなんだよね」
志村「うん。あとは夏希のダンスだけだな……」
夏希「頑張ります(笑)!」
志村「ゆまちゃんも、今回で3回目だろ。もうだいぶ慣れてきたんじゃないか」
ゆま「最初の頃に比べたら少し肩の力が抜けた感じはします。あ、変わった点では、お稽古が楽しくなってきました。志村さんのアドリブにも、素直に笑えるようになりました」
夏希「それ、分かる。稽古のときも志村さんは突然アドリブを入れるじゃないですか。それが面白いんだけど、“笑っていいのかな?”と思っちゃうよね、最初は」
志村「面白ければ、ちゃんと笑ってくれよ。稽古のときに、いろいろと試しているんだから」
ゆま「それが初めの頃は、衝撃だったんです。まさか、お稽古でアドリブがくるとは思わないですよ」
志村「まずは共演者を笑わせないことには、お客さんも笑わせられないだろ」
夏希「なるほど。そういう狙いがあったんですね」
志村「と言いつつ、いつも同じセリフじゃ飽きるんだよ」
ゆま「えっ?」
志村「みんなも、飽きちゃうと思って、アドリブを入れているんだよね」
夏希「ちょっと待ってください。じゃあ、本番のときのアドリブは?」
志村「……あれも本番中に急に飽きちゃって、違うことを言いたくなるんだよ」
夏希「ええ!? こっちはいきなり違うセリフがくるから、アタフタするのに」
ゆま「その理由が“飽きちゃった”だなんて……」
志村「ハハハ! まあ、ゆまちゃんも、この3年で変わったよな。さっき自分でも言っていたけど、確かに自分から楽しもうとしているよな。いいことだよ。