タコと格闘せよ。20世紀に実際にあった「タコレスリング」というスポーツ。その歴史と真実 (3/4ページ)
タコと格闘したくなっただろうか? 不愉快なスポーツだと思われただろうが、哀れで無害な生物を狩るよりはずっと良いものだ(西洋ではタコは悪魔の化身と言われ忌み嫌われていた)
タコと格闘し、トドメを刺したなら、海の世界から危険な敵を排除したことになる。だが、足下にも注意したほうがいい。うっかり者のタコハンターなどありえない。注意を怠れば、死あるのみだ。
・現在は違法となったタコレスリング
タコレスリングは現在のワシントン州では違法である。だが、アメリカ以外では、テレビ局の企画などで一部似たようなことが行われているようだ。
カラパイアの読者なら知っていると思うがタコは大変知能の高い生き物である。タコのゲノムは人間とほぼ同じ大きさで、しかもタンパク質遺伝子は33000個とヒトの25000個よりも多いのだ。
擬態能力に高く道具を使いこなし、柔軟な体で狭い隙間にも入っていく。人類はこれ以上タコのことを怒らせない方がよさそうだ。