ダイエットに効果的って本当? 玄米のうれしい効果とおいしい食べ方 (2/3ページ)

マイナビウーマン

☆水溶性食物繊維

食品の消化吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果や、余分な脂肪を吸着して排出するなどの作用があります。急激な血糖値の上昇は、糖を脂肪に変換して蓄える作用のある「インスリン」を多く分泌させるため、ダイエットには逆効果です。玄米を食べて水溶性食物繊維を摂取することで、ダイエット効果が期待できると言えるでしょう。また、水溶性食物繊維には、善玉菌を増やして腸内環境を整える効果もあります。

☆不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は水に溶けず、腸を刺激してぜん動運動を促したり、便のかさ増し効果などがあります。便の量が少ない人にも効果的です。

◇「ビタミンB群」の効果

園部:ビタミンB群にはさまざまな働きがありますが、特に玄米に多く含まれているビタミンの働きは以下の通りです。

☆ビタミンB1

糖質をエネルギーに変える、アルコールを代謝する、神経の働きを正常に保つなど

☆ナイアシン

脂質や糖質をエネルギーに変える、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ、神経症状を防ぐなど

☆ビタミンB6

たんぱく質の分解を助ける、造血や脳の働きを助けるなど

☆葉酸

神経を正常な働きにする、ヘモグロビン・赤血球の合成など

◇「ミネラル」の効果

園部:白米に比べると、玄米のカリウムは3.25倍、カルシウムは2倍、マグネシウムは6.7倍、鉄は4.5倍も多く含まれています。カリウムは体内の水分量を調整する作用、カルシウムは骨を丈夫にする作用、マグネシウムにはたんぱく質の合成や神経伝達、筋収縮などを助ける作用があります。

■玄米の食べ方

玄米をおいしく安全に食べるためには、いくつか気をつけたいポイントがあります。玄米のおいしい炊き方と玄米を食べるときの注意点について、園部さんに解説していただきました。

◇玄米のおいしい炊き方

園部:玄米は炊飯器で炊くよりも、土鍋や圧力鍋で炊いたほうが、ふっくらもっちり炊き上がります。

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