吐き気や下痢も? 夏バテの症状と対策法を医師が解説 (2/2ページ)

マイナビウーマン

☆冷房の設定を見直す

冷房による身体の冷やし過ぎが、頭痛の原因となる場合があります。ドライ設定にするのもひとつの方法です。人は気温よりも湿度の高さで暑さを感じるため、除湿を行うだけでもかなり涼しく感じられるでしょう。また、眠る際はタイマーを利用して、3~4時間後には冷房が止まるように設定してください。一般的には室温26℃程度、湿度50~60%が望ましいとされていますが、まずは自分が心地よく眠れる設定を探してみてください。

☆食生活を見直す

頭痛を緩和する栄養素として、ビタミンB1が挙げられます。頭痛が気になる場合は、ビタミンB1が多く含まれる食材を意識して摂るとよいでしょう。ビタミンB1は、うなぎ、豚肉、カツオ、冷ややっこ、枝豆などに多く含まれています。

◇眠気

前山:眠気は、夜にきちんとした睡眠が取れていないことが一番の原因です。冷房の設定温度を見直したり、首や脇のあたりを冷やしたり、日中に適度な運動をするなどして、夜にぐっすり眠れるような工夫をしてみましょう。

■夏バテの予防方法

夏バテの対処法について詳しく紹介してきましたが、そもそも、夏バテにならないためにはどうしたらいいのでしょうか? 前山先生に予防方法について聞いてみました。

前山:まずはしっかり食事と水分を摂り、夜はぐっすり眠りましょう。また、適度に身体を温めることも大切です。外での運動は熱中症などの危険性があるため、室内でもできる体操やストレッチなどの軽い運動を取り入れてもよいでしょう。夏はシャワーだけになりがちですが、温かいお風呂につかることで、身体の疲れを取ることができますよ。

■まとめ

海に山にバーベキュー、お祭りや花火と、夏は楽しいイベントが盛りだくさん! そんなときに夏バテしていたらもったいないですよね。意識して栄養のある食事や水分摂取を行い、夜はしっかりと睡眠を取ることで、夏バテを解消して元気に過ごしましょう。

(監修:前山美千代、文:おぜきめぐみ)

※画像はイメージです

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