【プロ野球】新星・源田壮亮(西武)と実力者がガチバトル! 熾烈な盗塁王争いの行方は!? (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■実績は西川が上回るが!?

 西川は、2014年に43盗塁で初のタイトルを獲得。それ以降も、2015年に30盗塁、2016年に41盗塁(いずれもリーグ3位)と安定した脚力を見せている。源田にとっては、高くて大きな壁となる実力者だ。

 なお、今季のここまでの盗塁成功率は、源田が.818なのに対し、西川は.900。確実性でも西川が一歩リード。また、盗塁の「原資」となる出塁率でも、源田の.321に対して、西川は.389と大きく上回っている。

 さらに、チーム事情も西川を後押しする可能性が高い。今季の日本ハムは、7月下旬ですでにAクラス入りが厳しい状況。そうなると、シーズン終盤はよりいっそうタイトル奪取に専念できる環境となる。西川は、よほどのスランプにでも陥らない限り、打席が多く回る1番での起用となるだろう。

 一方、源田はここまでほぼ2番打者での出場。それでチームが上手く回っている現状から、この先も2番で起用される可能性が高い。タイトル争いが接戦になればなるほど、この打順の差が効いてくる。

 西川が勝てば3年ぶりのタイトル。源田が勝てば、赤星以来、史上2人目のルーキー盗塁王の誕生となるが、これらの状況を考慮すれば、やはり西川の優位は揺るがないか。

 果たして、パ・リーグのスピードキングとなるのはどちらか!? 両者には、最後までハイレベルな争いを期待したい。

(成績は7月27日現在)

文=藤山剣(ふじやま・けん)

【関連記事】
「【プロ野球】新星・源田壮亮(西武)と実力者がガチバトル! 熾烈な盗塁王争いの行方は!?」のページです。デイリーニュースオンラインは、源田壮亮野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る