その時、歴史的な「放送事故」は起こった!(3)<バトル篇>大竹まことが逃げまどう山瀬まみを… (1/2ページ)
テレビは人間のリアルな感情を全て映し出す。特にブレーキが壊れた時の怒りの表情は、視聴者の記憶に強く焼きついている。
今年3月29日の「ザ!世界仰天ニュース」(日テレ系)でのこと。司会の中居正広がゲストの尾上松也に対し、中学時代はモテたのかと聞いた。
「まあまあモテましたね」
尾上の答えに、中居は「ウソだろ。そんな抜群でもないだろ」と否定的。尾上の表情が険しくなっていくが、さらに中居は尾上の中学時代の写真を見ながら追い打ちをかける。
「これ、かっこいいの?」
ここで尾上がキレた。
「これって何? これって」
笑福亭鶴瓶が「ゲストに失礼やろ」と間に入るが、尾上の怒りは収まらない。
「鶴瓶さん、かっこいいかっこよくないはどっちでもいいんです。これって何?」
最後まで尾上は、歌舞伎俳優のプライドとして「これ」呼ばわりされたのが許せなかったようだ。
こうした公開バトルの金字塔と呼べるのが、88年の「タモリのいたずら大全集」(日テレ系)で起こった大竹まことと山瀬まみの一戦である。当時、山瀬はデビュー間もない18歳のアイドル。そのトーク中、キレ芸を得意としていた大竹が執拗に絡んだ。
「山瀬、お前、失恋したんだってなー」
勝ち気な山瀬はこれに応戦し、ついには取っ組み合いの大ゲンカに。大竹は山瀬を押し倒し、引きずり回し、さらには上着まではぎ取ってしまう。もはや、「公開レイプ」のようだった。
「マイク壊してんじゃねえよ、バーカ」
山瀬の罵倒で大竹はさらに炎上し、スタジオのセットを壊しまくる。以来、日テレには20年も出入り禁止が続いたそうである。
同様にプロ野球の乱闘さながらの“突発事態”が起きたのは、86年の石橋貴明と野坂昭如の一戦。