リトアニアの首都にあるもう一つの国!?「ウジュピス共和国」に行ってみた (3/4ページ)
こうした光景を見ていると、こぎれいに整えられた旧市街とは一線を画し、自由でちょっぴり前近代的な空気をあえて残すことが、ウジュピス共和国の人々の誇りなのだと感じられます。
ウジュピス共和国のへそともいえるのが、ラッパを吹きならす天使の像が立つ広場。「共和国」の中心にしてはずいぶん控えめな街並みですが、この広場を中心にレストランやカフェ、ギャラリーなどが点在しています。
近年ではアートフェスティバルなどのイベントが開催されるようになったこともあって、新しいお店も増加中。
「ヴィリニュスのモルマントル」と言われるだけあって、ヒップなカフェや、こだわりを感じる小さなパティスリーなど、個性的なお店が目立ちます。
ちょっとアウトローな雰囲気を漂わせる人々の姿もあって、こぎれいに整えられた旧市街とはまた違った独特の空気を感じることができますよ。
近年まで発展から取り残されていただけあって、なかば打ち捨てられたような民家のあいだに、新しいレストランやカフェが顔をのぞかせる光景は、どこか幻想的な雰囲気さえ漂わせています。