学生の死亡例も…危険な“低酸素脳症”の原因・症状・後遺症 (3/6ページ)
例)
・貧血
・一酸化炭素中毒
中毒状態
脳の中で酸素を有効に利用するしくみが働かなくなっている。
例)
・青酸カリなどの薬物による中毒状態
低酸素脳症の症状/後遺症
症状
脳は活動するために大量の酸素を必要としますが、酸素は糖分や脂肪分などの栄養素とは異なり、貯めておくことができません。
脳への酸素供給が途絶えると、数秒で意識がなくなります。
後遺症
■ 酸素供給が3〜5分以上途絶えた場合
その後再度酸素が届くようになっても、脳細胞のダメージが後遺症として残ってしまいます。
意識障害、体の動きが滑らかでない、けいれん、認知症などです。脳死や植物状態になることもあります。
■ 酸素供給が3〜5分以内に届いた場合
例え、3〜5分以内に酸素が届くようになっても、高次機能と呼ばれる脳の機能がうまく働かなくなる高次脳機能障害が残ることがあります。