学生の死亡例も…危険な“低酸素脳症”の原因・症状・後遺症 (5/6ページ)
心臓マッサージ・人工呼吸
意識を失って倒れた人に対し、心臓マッサージを行うことが有効です。
人工呼吸も行うことができればよいですが、人工呼吸ができなくても心臓マッサージさえ行えれば、ある程度は肺の空気の入れ替えも行われます。
ただし異物で空気の通り道が全くふさがっている場合は、まず異物を出す必要があります。背部叩打法やハイムリック法で異物を取り除きます。
AED
街角で見かける自動体外式除細動器であるAED(Automated External Defibrillator)は、不整脈によって心停止した患者が、こういった低酸素脳症による後遺症を残さずに回復できるように、一刻も早く心拍を再開できるようにと設置されています。
AEDが側にあれば装着し、機械が「これは不整脈だから、ショックを与えたほうがいい」と判断したら自動でショックを与え、心拍動を再開させようとします。