ルーキーながらトヨタ主将に抜擢。帝京大卒の姫野和樹は「チャレンジの象徴」 (2/2ページ)

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でも、4年生の時は違いました。僕も何回かグラウンドに行ったのですが、FWを引っ張っている印象でした」。今度の主将就任の礎には、心身両面での成長もあった。

 プレスカンファレンスではFLの背番号6のジャージィをまとった姫野が、身振り手ぶりを交えながら落ち着いて話す。

「帝京大の時はずっとLO。帝京大の岩出監督が『LOをやって、自分の足りないものに気付け』と言われ、武者修行でやっていました。仕事量の部分とかで足りないものも見つけられましたし、そのうえでFLになった。経験は生きています。部内での競争も大変ですが、楽しくやれていると思います。主将として考えることは多くあるんですが、自分がやらなくてはいけないことはプレーヤーとして身体を張ること。その軸はぶらしてはいけない」

 8月18日、愛知・豊田スタジアムでの開幕節では前年度2位のヤマハを迎え撃つ。元日本代表副将である五郎丸歩の復帰で話題を集める相手に、「チャレンジの象徴」がぶつかる。

(文:向 風見也)
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