お酒の疑問!飲むと記憶がなくなるのはなぜ?酔いレベル別に症状を解説 (4/4ページ)
Q3.なぜ酔っ払っているのに無事家に帰宅できるのか?
翌日どうやって帰宅したか覚えてない人がいますが、その時やっていることの記憶を脳に書き込むことはできなくても、毎日習慣的にやっている行動をとるのに必要な回路はまだ働いているからと思われます。
Q4.なぜお酒を飲むと同じ話を何回もするのか?
「自分はこの人に先ほどこの話をすでにした」という記憶を保つことが難しくなります。
また、「この人は何度も同じ話を聞かされたら不愉快だろうし、迷惑だろう」と人を思いやったり、「酔って何度も同じ話をするような醜態は晒したくない」と理性で判断するために必要な大脳皮質の働きが落ちます。
その為、「この話を人に聞いてほしい」という自分の欲求が前面に出ている状態だからと思われます。
Q5.なぜお酒を飲むとしゃっくりが出るのか?
しゃっくりを出すために働く横隔神経が刺激されたり、飲酒によって急激に胃が膨らんで横隔膜を刺激するためと考えられます。
最後に医師から一言
どんな酒をどれだけ飲めば、血中濃度が何時間後に%になるかは、体格や肝臓のアルコール処理能力によっても異なり、分かりにくい部分があります。
ですが、一杯でも飲めば確実に注意力は落ちるため、運転や危険作業は避けるようにしましょう。
(監修:Doctors Me 医師)